介護施設で行うレクリエーションは脳への刺激に効果的
介護施設では歌を歌ったりゲームを行ったり、手先を利用する作業を行うなど、色々なゲーム的なレクリエーションを行い、それがリハビリにもつながるため、多くの方が積極的に参加して楽しまれています。
脳に刺激を与えつつ運動の要素もあるレクリエーションもあり、各介護施設ではどのようなレクリエーションを行えば利用者が楽しいと参加してくれるのか、また脳、筋肉、関節などによい効果が期待できるのか、さまざまなゲームを日々の生活の中に取り入れています。
中には若い方が行っても、あれ?おばあちゃんより出来ない!と思うものもあり、若いスタッフと利用者がともに楽しむ姿なども見られ、レクリエーションは介護施設のたのしいイベント的な時間となっているのです。
頭の体操に神経衰弱、両手じゃんけんはいかが?
同じ絵柄、同じ数字をペアにするというゲーム、これは小さいお子さんでもできるトランプのゲームとなりますので、幅広い世代が知っている単純なゲームです。
でも一度めくったカードの位置、数字、絵柄などを覚えておくことが必要となるので、高齢者にとって非常によい記憶のリハビリになります。
何度も同じ間違いをする人もいて盛り上がりますし、手を使ってカードをめくり、その数字や絵柄を記憶して次の機会に活かすというゲームは、非常によい頭の体操となります。
単純だからだれでも参加できるという事も、このゲームの利点でしょう。
両手じゃんけんは簡単でしょ?という方ほどやってみてほしいゲームです。
右手が勝つようにじゃんけんする、次は左手が勝つようにじゃんけんする、これも単純なゲームなのですが、若い人でも混乱して、あれどっちがどっち?とわからなくなるので、スタッフとともに盛り上がる事の出来るゲームです。
やってみるとすっと簡単にこなす人と、非常に困惑して出来ない方がいます。
脳の得意分野の違いだと思いますが、苦手な方は若い方でも訓練すれば、今まであまり活用していない分野を活性化する事にもつながり、非常にいい脳トレになるでしょう。
簡単なクイズ、ご当地系も入れて盛り上がる
認知症予防のためにとてもよいゲームとされているのが、これもまた昔ながらの単純なゲーム、「クイズ」です。
クイズというのは右脳を刺激する行為となりますので認知症予防のために積極的にレクリエーションとして取り入れる施設が多く、みなさん和気あいあいと楽しまれています。
高齢者の方と一緒に楽しむクイズという事なので、民謡の事、演歌の事、また食べ物や地域の名産品、歴史的な事等も取り入れて行うと、この方はこれほど博識だったのか!とびっくりする事も多いゲームです。
認知症が進んでいると思っていた方が、ご当地系のクイズになったらぼそっと答えを言ったり、誰も知らない名産品を知っていたり、クイズにしてみると楽しく右脳を鍛えることができ、これもオススメのレクリエーションの一つです。