認知症について考える

勉強会「認知症予防について考える」を開催しました

年齢を重ねると誰もが不安になる病気

高齢になると必ず発症するとは言えませんが、発症のリスクが高くなると言われている認知症は、誰もが共通してリスクを抱えている病気と言われています。
現在のところは「この方法なら確実に認知症を発症しない!」と言い切れる方法は存在していないため、あくまでも推奨されている予防法を実践することが効果的と言われています。
定期的に行っている勉強会では「認知症予防について考える」をテーマにして開催したので、その時に教わった内容についてご紹介します。

認知症発症には日々の生活が関わるらしい

認知症を発症する原因のうち多くの割合を占めると言われているのが生活習慣と言われています。
生活習慣は日頃から行っているものであることから改善しようと思えば簡単なことだと思われがちですが、いきなり生活習慣を変えるのは現実的に難しいものなので、できることから少しずつ変えなければいけません。

特に重要視したいのが食生活で、積極的に補いたい栄養素であるビタミン類は野菜や果物を食べるようにすることが大切です。
また、魚に含まれているDHAやEPA、赤ワインに含まれているポリフェノールも認知症予防に効果的と言われていますので、毎日の食生活に取り入れるようにすると良いと考えられます。

この他に注意したいのが運動習慣で、運動不足の人は認知症を発症する可能性が高いとも言われています。
運動不足を解消して健康的な体質を目指すだけでなく、体の中にたっぷりと酸素を取り入れて脳を活性化させることが大切なのです。
そのためにも一週間のうち最低でも3日以上は有酸素運動を実践するように心がけると良いそうです。

脳を活性化させるという意味では周囲の人と積極的にお付き合いをして会話をすることが大切だと言われています。
年齢を重ねると家からあまり出たくない、人と接するのが嫌だと感じる人も多いようですが、できるだけ人と会話をして良い意味で刺激を受けることが大切だと言われています。
そういった意味では訪問介護サービスでも必然的に会話をすることになりますので、良い刺激になっているのではないかと思います。

適度な睡眠習慣としては昼寝を30分未満すること、起きてから2時間以内に太陽の光を浴びるようにすることが大切だと言われています。
昼寝は15分から30分がベストと言われており、30分以上眠ってしまうことで更に深い睡眠状態になるため疲労感が更に増して意味が無くなると言われています。
昼寝を行うことで脳をリフレッシュでき、健康にも役立つとされているのでぜひ実践したいものです。
また、朝起きた時に太陽を浴びることで自律神経の乱れを整えることもできます。