「レクリエーションゲーム」を通して交流を深めました

高齢者向けのレクリエーションで楽しくリハビリ

高齢化社会となり、各地域に介護施設の建設が急がれています。
現在も、多くの介護施設がありますが、こうした介護施設では日々、高齢者の方が生活し、介護を受け、入所されている方々とコミュニケーションを取ながら生活されています。
季節ごとに、様々なイベントやレクリエーションを行っていますが、入所者同士、またデイサービスなどを利用される方同士が一緒に参加して楽しめるゲーム系のレクリエーションは、多くの高齢者の方が楽しみに待っているのです。

ゲームは色々なもので、参加型で大勢の方が楽しむものもありますし、多少体を動かすものもあります。
脳トレの要素があるゲームもあり、それぞれのゲームを無理なく楽しまれています。
また脳トレや各ゲームはリハビリ的な効果もあるとして、多くの介護施設で取り上げるようになっており、最近は自治体で脳トレを行う事が出来る教室を設ける等、日常生活の向上に役立ててほしいと各地で開催されています。

楽しく体も動かすもの送りゲームとは

身近な物を隣の人に手渡しするゲームは、手、腕を動かすという動作があるので、頭にも体にも刺激があるレクリエーションです。
20人くらいの人数で行う事の出来るゲームなので介護施設などでよく行われています。

もの送りに利用する物はコップでも新聞紙でも何でも構いません。
5つくらいのものとかごを(なければダンボールでも何でもよし)用意してゲームを行います。

10人ずつ、向かい合って2チームが2列に座り、各チームの列の一番端にものが入っているかごを一つ置き、逆側にはものが入っていない空のかご、箱などを準備します。
スタートしたら籠の中から物を一つ隣の人にわたし、また隣の人に・・と順番にゴールまで運びます。
最後の人は受け取った物をかごに入れて、片手をあげてスタート地点の方にかごに入ったことを知らせます。
こうして5つ、準備したものを全部送り終えるのが早い方が勝ちです。
少し難易度をあげるという時には、ものの変わりに水が入ったコップなどを利用すると、慎重に運ぶという要素が加わり、さらにゲームのレベルが上がります。

スプーンを利用して物をすくうというゲーム

介護が必要となっている方は、スプーンで物をすくって持ち上げるという動作も困難という倍があります。
リハビリでもお箸でお豆をつまんだり、スプーンで小さいものをすくい上げるなど行うのですが、ビー玉やパチンコ玉、などをすくってからの牛乳瓶やお菓子の箱に入れていくというのも楽しいゲームです。

牛乳瓶をお菓子箱の蓋の裏に動かないように張り付けて、その箱の中にビー玉などを入れておき、それをすくって固定されている牛乳瓶にビー玉を入れていくというレクリエーション、リハビリです。
健康な人なら簡単にできるかもしれませんが、高齢になってくるとすくいだすものが小さいほど難しくなるので、ビー玉からパチンコ玉など、難易度をあげていくと楽しくリハビリできます。

いくつかこの準備をして何人かで競争というのも楽しいです。
リハビリで行うにしても競争、ゲームという形にすると楽しみながらできるので、リハビリが億劫ではなくなります。
どんなことにしても楽しいと思いながら行う事と、嫌だなと思いながら行うのでは身に付きやすさも違ってきますので、高齢者の方が楽しくできるゲームなどを利用するのは非常にいいリハビリになるでしょう。