感染

勉強会「感染症について考える」を開催しました

万全な対策が必要です

訪問介護を行う際に注意しなければいけないのが感染対策です。
介護を必要としている方は感染症にかかると発症しやすく、場合によっては命に関わるような症状にまで悪化することも予想されます。
健康な人にとってはさほど重症化しないような「ただの風邪」と思われるような感染症でも、体力が弱って免疫力が低下している方にとっては命取りになりかねません。
このことを肝に銘じて介護の仕事に従事しなければならないことから、今回の勉強会は感染症について考えると題して実施しました。

感染対策の必要性

勉強会に参加した方は桜の木で介護の仕事を行っているスタッフだけでなく、自宅で介護を行っているご家族様も参加されていました。
常に介護をする立場の方は自分自身が感染症にかからないように注意するだけでなく、自分では気付かないうちに人に病気を移してしまうことも考えられるため、感染拡大を防ぐ予防策も実施しなければいけません。
その意識を向上させるという意味で、改めて感染対策の重要性を再確認させていただきました。

病院のように医療に関する専門スキルを持っている方が存在している場所では、感染対策に万全の体制を整えているはずですが、それでも時々感染症が発生して拡大している事例があります。
医療従事者でも感染症の拡大を完全に防ぐことが難しいため、介護の現場では更に感染症拡大を防ぐのは難しいかもしれません。
だからこそ、常に感染症に対して敏感に対策を行うことで、拡大を防ぐことができると考えられます。

感染症対策の事例

では実際に自分自身が感染症にかからないことと、周囲の人の感染症を拡大させないためには具体的にどのような対策が必要になるのかを再確認しました。
感染拡大を防ぐ基本的な対策としては、手洗いをしてから消毒を行ない、うがいを実施します。
特に症状が現れていなくても、自分が何らかの感染症にかかっている疑いがあるという場合にはマスクの着用が効果的です。
介護の際に自分の衣服が汚れそうな時に備えて予防衣を用意すること、マスクを着用することが大切です。

この他に血液や汚物に触れる可能性がある時には使い捨て手袋を使用すること、訪問先に応じて靴下を履き替えることやスリッパを持参することも大切です。
このような対策を実践することで、お互いに感染拡大を防ぐことができます。

注意したい感染症

介護の現場では様々な感染症に注意しなければいけません。
特に感染力が強くて重症化しやすい病気としては、インフルエンザや結核、O157などです。
他にも様々な感染症のリスクがあることから、時期的にも感染症が流行してきた場合には介護をする時だけでなく日常生活でも注意して過ごすことが大切です。